富士森公園は八王子市を代表する公園で、春には約250本の桜が咲き誇ります。陸上競技場南側に続く桜並木は圧巻で、例年3月下旬から4月上旬に見頃を迎えます。
夜は競技場の照明や提灯がともされて幻想的な夜桜が楽しめるスポットでもあります。3月下旬から4月上旬には『桜まつり』も開催され、屋台やイベントで一層賑わいます。
また、公園内には野球場やこども広場など施設が充実しており、ファミリーにも人気です。
富士森公園の桜 見頃と開花予想
富士森公園の桜は、例年3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎えます。平地よりやや遅い見頃となるため、多摩地区の他の桜名所と比べると開花は遅めです。
気候次第では前後しますが、2024年は3月20日頃に開花し、下旬には満開になりました。今年(2025年)も同様の時期に開花すると予想されています。
2025年の桜開花予想
2025年も3月下旬から4月上旬にかけてが開花のピークと予想されます。最新の情報では、3月後半には咲き始め、4月第1週には見頃になる可能性が高いといわれています。
参考までに2024年は3月20日頃に開花し、3月末には満開を迎えました。今年はやや気温が高めなので、同様かやや早まる見込みです。
例年の桜の見頃時期
富士森公園の桜は例年3月下旬~4月上旬に見頃を迎えます。八王子は東京の中でもやや寒いため、市街地より数日遅れる傾向があります。
この時期に園内約250本のソメイヨシノが満開となり、お花見客で賑わいます。桜吹雪や葉桜になるのは、満開から1週間程度経った4月中旬以降です。
桜吹雪と葉桜の時期
満開後1週間ほどたつと、桜が散り始めます。桜吹雪という名の通り、花びらが舞う光景は4月中旬頃に見られます。
その後は若葉が目立って葉桜へと移り変わります。気温が高い年は散るのも早まるため、花見は満開~桜吹雪のピーク期間に楽しむのがおすすめです。
富士森公園の桜の見どころ
園内には約250本の桜が植えられており、陸上競技場南側に続く直線約200mの桜並木は圧巻です。ウォーターアリーナやテニスコート周辺にも桜が点在し、広い公園エリアで満開の花を楽しめます。
公園北側の高台からは八王子市街地を背景に桜並木が見渡せ、美しい春景色が広がります。
圧巻の桜並木
公園の陸上競技場南側にある桜並木は特に有名で、直線約200mに渡ってソメイヨシノが並びます。満開時にはトンネルのように桜のアーチができ、昼間は青空をバックに、夕方から夜にかけては照明があたった幻想的な風景が楽しめます。
ランナーが行き交う様子と満開の桜が重なる光景は、スポーツ観戦と重なる賑わいの中で写真撮影にも最適です。
桜の種類と本数
公園内の桜はソメイヨシノが中心で約250本が咲き誇ります。他に数本のヤマザクラやシダレザクラもありますが、ソメイヨシノが圧倒的な迫力を見せます。
一部に八重桜が植えられており、ソメイヨシノが散った後も4月中旬以降に紅色の華やかな花を楽しめます。
おすすめの撮影スポット
撮影スポットとしては、南側の桜並木が昼も夜もおすすめです。桜越しに照明に照らされた競技場や夜空を一緒に写すと幻想的な写真が撮れます。
また、公園北側の高台やこども広場付近から眺めると、満開の桜と広大な空が一緒に収まり、ダイナミックな桜風景になります。平日の早朝や夕方は人影が少なく、静かな中でゆっくり撮影できます。
富士森公園桜まつりと夜桜ライトアップ
富士森公園では桜の開花時期に合わせてイベントが行われ、桜まつりとして地元グルメや屋台が並びます。また、競技場やサッカー場の照明が夜桜を照らし、言わば“仮設ライトアップ”が楽しめます。
ここからは屋台やライトアップ情報、混雑対策をご紹介します。
さくらまつりの開催期間と屋台
富士森公園の桜まつりはおおむね開花に合わせて開催され、最近では3月下旬~4月上旬に行われることが多いです。例年、多種多様な屋台が陸上競技場南側の通路に並び、焼きそば、たこ焼き、綿菓子などが定番です。
屋台は桜の見頃付近に集中して出店し、花見客に春の味覚を提供します。
夜桜ライトアップの情報
公式のライトアップイベントはありませんが、夜間でも桜を楽しめる仕掛けがあります。陸上競技場や多目的広場の照明が点灯し、結果として夜桜を照らします。
さらに、公園内に設置される提灯の灯りや屋台の明かりも加わり、独特の夜桜風情が生まれます。花見の最後に静かな夜桜見物をするのもおすすめです。
混雑状況と回避のポイント
桜の季節は大勢の人で賑わい、公園の駐車場が満車になることもあります。特にピークの土日祝日は早朝から混雑し、12時頃までにほぼ満員となります。
人混みを避けたい場合は、開門直後や夕方の比較的空いている時間を狙いましょう。また平日の午前中は穴場で、広い芝生広場でゆったり鑑賞できます。
富士森公園へのアクセスと駐車場
富士森公園へのアクセスは駅からバスまたは車が便利です。八王子駅南口から京王バスで「富士森公園」停留所まで約15分、運賃は210円程度です。車では中央自動車道八王子ICから国道20号経由で10分程度で到着します。
公園には東側に119台の無料駐車場がありますが、桜の時期は早めの到着がおすすめです。
公共交通機関の利用方法
公共交通では、JR中央線・横浜線「八王子駅」が最寄りです。八王子駅南口から京王バスで次の系統を利用し、「富士森公園」停留所で下車してください:
- 法政大学行(富士森公園経由)
- 西八王子駅南口行(富士森公園経由)
どちらも公園入口近くに停車するので、降りてすぐ園内に入れます。
車でのアクセスと駐車場情報
車で訪れる場合、中央道八王子ICから約10分で到着します。公園東側に一般用の無料駐車場(119台)がありますが、桜シーズンは午前中にほぼ満車になります。
近隣に有料駐車場もあるものの台数は限られるため、なるべく公共交通機関での来園が望ましいです。
周辺の観光施設やトイレ
公園内にはトイレが複数あり、こども広場付近と入口横に設置されています(入口横のトイレは夜間も利用可能)。休憩所はありませんが、公園前にはコンビニがあり、飲み物や軽食はそちらで調達できます。
周辺には八王子市民文化会館や八王子駅前の商店街もあり、花見ついでに立ち寄れます。
お花見を楽しむポイントと注意点
快適にお花見をするには、準備とマナーが重要です。晴れていても風が冷たいことがあるので、防寒対策は必須です。また、混雑時には他の花見客と譲り合う気配りも必要です。
以下ではお勧めの持ち物やマナーについて詳しく解説します。
服装・持ち物のおすすめ
お花見にあると便利な持ち物例は次の通りです:
- レジャーシート:地面に座るための敷物。汚れても良い厚手のものを用意しましょう。
- 防寒具:日が沈むと冷え込むので、上着や膝掛け、カイロを持参しましょう。
- 飲み物・食料:屋台も多いですが、お弁当や温かい飲み物を持参するとゆっくり楽しめます。
- 懐中電灯・スマホ充電器:夜桜観賞時に足元を照らしたり、スマホのバッテリーを気にせず写真撮影するため。
他にも敷物を固定するペグや予備のゴミ袋、ウエットティッシュなどがあるとより安心です。ゴミは必ず持ち帰り、公園を綺麗に使用しましょう。
お花見のマナーとルール
公共の公園ですので、他の花見客への配慮は欠かせません。大声での宴会やゴミの放置は厳禁です。また、園内は火気厳禁なので、バーベキューや焚火はできません。
ゴミ箱が少ないため、出たゴミは全て持ち帰りましょう。ペット連れの場合は必ずリードをつけ、排泄物も飼い主が責任を持って処理してください。
おすすめの時間帯と場所
早朝は人も少なく、幻想的な朝霧とともに桜を独占できます。日中の11時~14時頃は混雑のピークになるので、その時間帯は避けるのが無難です。夕方以降はライトアップで風情が増しますが、帰宅ラッシュを避ける意味でも21時頃までには切り上げる計画が賢明です。
穴場スポットは公園北西部の遊具広場周辺で、広々とした空間で落ち着いて花見できます。
まとめ
富士森公園の桜は、東京多摩地区の代表的な花見スポットです。競技場沿いの約200mの桜並木が春空の下に続き、例年3月下旬~4月上旬に満開を迎えます。
お花見期間中は屋台や仮設の夜桜ライトが花見を彩ります。アクセスも八王子駅から良好で無料駐車場もありますが、シーズン中は混雑が予想されるため早めの計画が肝心です。2025年の桜も、ぜひ富士森公園で満喫してください。
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