八王子市の秋を彩る風物詩「八王子いちょう祭り」が11月15日(土)・16日(日)の2日間に開催されます。甲州街道の銀杏並木が黄金色に染まり、地元グルメやパレードなど多彩な催しが楽しめます。
今年のテーマは「祝 昭和100年記念」で、昔懐かしい雰囲気が味わえる企画にも注目です。最新情報をふまえて、祭りの見どころやスケジュール、交通アクセス・規制、人気屋台情報など、事前に知っておきたいポイントを詳しく紹介します。
目次
八王子いちょう祭り2025年の開催概要
第46回となる八王子いちょう祭りは、令和7年11月15日(土)・16日(日)の2日間にわたって開催されます。会場は甲州街道沿い(追分町交差点~小仏関所跡)および陵南公園周辺で、最寄り駅のJR西八王子駅・JR高尾駅からそれぞれ徒歩15分ほどです。開催時間は15日が午前9時~午後4時30分、16日は午前9時~午後4時を予定しており、2日間たっぷり秋の景色と催しを楽しむことができます。
今年の祭りテーマは「祝 昭和100年記念」です。1979年(昭和54年)に始まり、今年で第46回目を迎えます。昭和元年(1926年)から数えて100年目にあたる節目の年で、昭和時代の文化や歴史を振り返る企画が予定されています。世代を問わず楽しめる内容が盛り込まれており、昔懐かしい雰囲気とともに祭りを満喫できます。
イベント・見どころ
いちょう祭りでは、人気の体験型イベントやパレード、ステージパフォーマンスなど多彩な催しが用意されています。例年開催される「甲州街道パレード」や「ふるさとバザール」に加え、歴史を体験できる「関所オリエンテーリング」が目玉です。
家族連れでも一日中楽しめる内容がそろっており、チェックしておきたい見どころを詳しくご紹介します。
関所オリエンテーリング
「関所オリエンテーリング」は、甲州街道沿いに設置された12か所の関所を巡り、チェックポイントで焼き印を集める体験型のイベントです。参加者は木製の「甲州道中通行手形」を持って各所をめぐり、スタンプラリーのようにゲーム感覚で楽しみます。江戸時代に思いをはせながら散策できるのが魅力で、家族連れにも人気です。
パレードとステージ
パレードエリアでは、地元の小中学校吹奏楽部やダンスチームによるパフォーマンスが行われ、甲州街道を華やかに練り歩きます。2025年はさらにクラシックカーのパレードが用意され、11月16日(日)12時頃から八王子市役所駐車場を出発し、約100台の往年の名車が通行します。
ステージイベントも見逃せません。多くの参加団体が地域の文化を披露するステージでは、子供たちの演技や演奏が予定されています。事前に発表されるタイムスケジュールを確認して、お目当てのプログラムを楽しんでください。
子ども向けアトラクション
子どもも楽しめる参加型イベントも充実しています。縁日風のゲームやワークショップ、手作り体験コーナーなど、子供向けのアトラクションが各所に設置されることがあります。小さなお子様連れの方は、広場のキッズスペースや休憩所を活用して、無理のないペースで回るとよいでしょう。
アクセス・交通規制
開催期間中は甲州街道の一部区間が規制されるため、公共交通機関でのアクセスがおすすめです。最寄りはJR西八王子駅とJR高尾駅で、いずれも会場まで徒歩約15分です。
車で来場する場合は会場周辺の混雑と駐車場不足に注意が必要です。11月15日(土)・16日(日)午前10時~午後4時には、多摩御陵入口交差点~近藤内科医院前の区間が通行止め(歩行者天国)になります。迂回ルートや交通案内を事前に確認しておくと安心です。
公共交通機関でのアクセス
公共交通機関の利用が便利です。最寄り駅はJR西八王子駅(北口)とJR高尾駅(北口)で、いずれも徒歩約15分ほどで会場に到着します。
JR八王子駅や京王八王子駅からは、JR線・京王線から乗り換えて西八王子駅へアクセスすることもできます。祭り期間中は臨時バスの運行や主要駅からの直通バスが出ることもあるので、市の案内サイトなどで最新情報をチェックしておきましょう。
車でのアクセスと駐車場
公式の駐車場はありません。祭り当日は周辺道路が大混雑し、周辺施設の駐車場も満車になりやすいので、公共交通機関での来場が便利です。どうしても車で来る場合は、JR西八王子駅・JR高尾駅周辺の有料駐車場を利用し、そこから徒歩で会場へ向かうのがおすすめです。
交通規制情報
お祭り開催中は会場周辺の道路が歩行者天国となり、車両通行止めが実施されます。11月15日(土)・16日(日)は10時~16時まで、多摩御陵入口交差点~近藤内科医院前の多摩御陵参道が全面通行止めとなります。
甲州街道(国道20号)も混雑が予想されるため、この時間帯に車で移動する場合は余裕をもった計画が必要です。
11月15日(土)・16日(日)の10時~16時、多摩御陵入口交差点~近藤内科医院前の区間が歩行者天国(車両通行止め)になります。祭り開催中は国道20号も混雑するため、この時間は公共交通機関を利用しましょう。
| 日付・時間 | 区間 | 規制内容 |
|---|---|---|
| 11月15日(土)・16日(日) 10:00~16:00 |
多摩御陵入口交差点~近藤内科医院前 | 車両通行止め(歩行者天国) |
出店・屋台情報
いちょう祭りでは多彩な屋台や物産展が出店し、地元グルメや全国の名産品を楽しめます。会場には全国・近隣地域の観光物産展ブースや八王子の特産品を集めた「ふるさとバザール」が設置され、スイーツや軽食など屋台も充実しています。人気の出店は行列ができることもあるので、早めの時間に回るのが効率的です。
ふるさとバザールと物産展
「ふるさとバザール」や観光物産展では、八王子市内の地域団体や近隣市町の自治体が出店し、地元名物や特産品を販売します。姉妹都市・寄居町(埼玉県)からみかんなどの特産品が出品されることもあります。全国各地の観光物産も集まり、味覚と買い物の両方が楽しめるのが魅力です。会場マップを見てブースの位置を把握し、効率よく回りましょう。
おすすめグルメとメニュー
祭りの屋台には地元名物から定番グルメまで勢ぞろいします。寒さに染みる「八王子ラーメン」や、バターとシナモンが香る焼きたてのアップルパイなどは味わっておきたい逸品です。また、焼きそば、フランクフルト、から揚げなどお祭り定番の屋台料理も充実しており、小腹がすいたら気軽に買い歩きできます。会場内には飲食スペースもあり、ベンチでゆったり休憩しながらグルメを楽しめます。
注意点とマナー
いちょう祭りの会場は多くの来場者で混み合います。以下の点に注意して、安全に楽しみましょう。
- マナーを守ってゴミは指定の場所に捨てる
- 飲食スペース以外での飲食を避ける
- 歩きスマホに注意し、混雑時は特に周囲に気を配る
- 子供連れは迷子札を持たせるなど迷子対策を忘れずに
混雑回避と周辺観光
いちょう祭り期間中の会場は大勢の人で混雑します。特に11月とはいえ暖かい時間帯(お昼前後)は人出が多くなりやすいので、混雑を避けたい場合は午前10時前後や終了間際の夕方に訪れるのが狙い目です。歩くコースを東西に分散して移動すれば、混雑を感じにくいでしょう。
祭り見学後は周辺の観光スポットを巡ると一層楽しめます。高尾山口駅近くの紅葉スポットを散策したり、八王子市内の歴史的建造物を訪れるプランも人気です。
混雑時間帯の回避策
14時前後は特ににぎわいますので、早めに会場に到着するとゆったり見て回れます。2日目の午後は比較的空く傾向にありますので、余裕を持って入場するとよいでしょう。企画の開始時間の前後は特に混み合うため、パレードやステージの観覧は早めに場所取りをしておくと安心です。
おすすめの散策ルート
祭り会場周辺は歩行者に優しい設計になっています。追分町交差点から歩き始め、小仏関所跡、陵南公園へとコースを進むと、最後は八王子市街地へ戻るルートが取れます。また西八王子駅から高尾駅周辺まで歩いて戻る「逆ルート」も賢い選択です。帰路は別コースを使うことで人混みを避けられることもあります。
周辺おすすめスポット
祭りを楽しんだ後は、近隣の観光スポットも味わいたいところです。高尾山口駅からケーブルカーで山上へ向かえば秋の紅葉が見頃ですし、八王子駅周辺では静かな寺社や博物館を巡ることができます。自然豊かな八王子ならではの観光スポットを組み合わせて、秋の一日を満喫しましょう。
まとめ
八王子いちょう祭りは秋の風物詩として親しまれるイベントです。開催日程や会場、アクセス方法や交通規制情報を前もって確認しておけば、安心して祭りを回ることができます。祭り当日は周辺道路が混雑するので公共交通機関を利用すると便利です。黄金色に染まる銀杏並木と賑やかな屋台で、秋の一日を存分に満喫しましょう。
八王子市役所
八王子市広報
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