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高尾山夜景ドライブを楽しむおすすめスポット
高尾山の定番夜景スポットはケーブルカー山頂駅付近にある「霞台展望台」です。山頂よりも標高が低い渓谷沿いに位置する展望台で、眼下に八王子市街や多摩方面の夜景が広がります。昼間は登山客でにぎわいますが、夜はほとんど人気がなく静かな鑑賞ができます。展望台まではケーブルカー高尾山駅から徒歩5分ほどなので、ドライブで山麓まで来てケーブルカーで山頂駅を目指すルートが一般的です。
山麓からの夜景ドライブでは、清滝駅周辺に車を停めるのが基本です。清滝駅の麓には市営高尾山麓駐車場や民間駐車場が整備されており、高尾山ケーブルカーの利用客に便利です。駐車場は夕方に混雑することが多いので、早めの到着をおすすめします。駐車後はケーブルカーで高尾山駅へ向かい、そこから夜景スポットに足を伸ばしましょう。
霞台展望台からの夜景
霞台展望台は標高約400mのロケーションから八王子市街を中心に夜景を一望できます。晴れた日には遠く東京スカイツリーまで見えるため、夜景写真の撮影スポットとしても人気です。訪れる際は山頂駅から徒歩で散策するか、1号路で下山途中に立ち寄ると効率的です。夜間は街灯が一切ないため見晴らしが良い反面、足元が暗くなりやすいのが注意点です。転倒を防ぐため懐中電灯は必ず持参し、安全に鑑賞しましょう。
金比羅台展望台からの夜景
霞台展望台から自然研究路1号路を約20分下ると「金比羅台展望台」に到着します。こちらの展望台は東側(東京方面)の夜景が広がるのが特徴で、天気次第では東京タワーや東京スカイツリーまで見渡せる絶景ポイントです。遊歩道は舗装されているので比較的歩きやすいですが、照明はないため懐中電灯で足元を照らして進みましょう。夜間の訪問は人通りが少ないので、防犯面に注意しながら楽しんでください。
高尾山夜景ドライブの安全対策と注意点
夜景ドライブでは深夜までの走行となるため、安全対策が欠かせません。高尾山周辺は山道が多く、道は狭いカーブが続くのが特徴です。特に雨や雪の日は路面が滑りやすくなるので、急なカーブではスピードを控えて走行しましょう。走行前にはタイヤの空気圧やライト点灯状態を確認し、ヘッドライトやフォグランプで視界を確保してください。また、街灯の少ない道では対向車のライトで視界が遮られることもあるので、こまめにアイサイト機能など安全装置の活用もおすすめです。
高尾山は麓から急峻な気候変化があるため、防寒対策も重要です。秋から冬にかけて特に冷え込むので、しっかりとした防寒着、手袋、帽子を用意しましょう。車での長時間滞在に備えてブランケットやカイロ、温かい飲み物を積んでおくと安心です。また、夜景スポットは風を遮るものが少ない場所が多いため、体温低下を防ぐためにも重ね着などで着こんでおくことをおすすめします。
夜間走行時の注意ポイント
夜の山道では路面状況やカーブが特に見えにくくなります。照明がないため十分にライトを点灯させ、スピードは控えめに運転しましょう。暗闇では視界が悪くなるため、目の疲れを軽減するためにも定期的に休憩を取り、疲労を溜めないようにします。長時間の運転は判断力を鈍らせるので、サービスエリアなどでこまめに体をリフレッシュするようにしましょう。
山道・カーブでの運転注意
高尾山麓の道路はアップダウンが激しく、見通しの悪い急カーブが多いのが特徴です。登り坂ではエンジンに負荷がかかるため回転数に注意しながら走行し、下り坂ではエンジンブレーキを活用して制動力を高めましょう。カーブの先に対向車がいることもあるので、コーナーリングは慎重に。すれ違いが難しい狭い箇所では、無理に追い越しをせず、一度停止して譲り合う心構えが重要です。
防寒対策と装備のポイント
夜の高尾山は気温が急激に下がるため、特に冬場は防寒装備が必須です。車から降りると体感温度がさらに下がるため、厚手のジャケットやネックウォーマー、手袋などで暖かさを保ちましょう。携帯カイロやホットドリンクも準備しておくと安心です。また、夜景スポットでは懐中電灯やスマートフォンのライトを活用して足元を照らし、安全に移動してください。万が一の停車時に備え、非常用ブランケットや簡易工具も車に常備しておくと安心です。
高尾山周辺のおすすめ夜景スポット
霞台展望台(高尾山)の夜景
先にご紹介した霞台展望台は高尾山ケーブルカー山頂駅のすぐ近くにあります。ここからは八王子市街を中心に広範囲の夜景が楽しめ、遠方に照明が美しい市街地を見渡せます。ケーブルカーを利用すれば手軽に登れるため、山頂駅から展望台へ立ち寄るのが一般的です。夜は人通りが少なく静かな穴場スポットとなるため、じっくりと夜景鑑賞を楽しみたい人にぴったりです。
桃源台公園(八王子市)の夜景
桃源台公園は八王子市狭間町の高台にある小さな公共公園で、八王子市街の夜景を望むことができます。公園には高さのある遊具があり、子供連れでも気軽に立ち寄れる点が魅力です。駐車場はありませんが、近隣道路に停めて散策することができます。晴れた夜にはスカイツリーや遠くの街明かりまで見渡せ、静かな雰囲気の中で夜景を楽しめる穴場スポットです。
金刀比羅宮(相模原市)の夜景
金刀比羅宮は八王子市を越えた相模原市緑区にある神社で、駐車場が整備されているドライブ向きの夜景スポットです。鳥居をくぐってすぐ右手の小道を少し上ると、眼下に橋本方面から相模原市街の夜景が広がる展望スペースがあります。高台から広い範囲の街明かりを一望でき、車でアクセスできるうえ簡単に登れるため、夜景ドライブの行程に組み込みやすいスポットです。対向車に気をつけながら静かな道を走りましょう。
横川つつじ公園(八王子市)の夜景
横川つつじ公園は八王子市横川町の住宅街に隣接した小さな公園ですが、西八王子~八王子駅方面の夜景が見えることで知られています。公園入口付近の高台から低層住宅街の灯りがパノラマのように広がり、市街地の夜景を比較的近い距離で鑑賞できます。駐車場も備わっているため車を降りて鑑賞でき、混雑が少ない穴場スポットです。
高尾山へのアクセスと駐車場情報
東京から高尾山への主要ルート
東京方面から車で高尾山に向かう場合、中央自動車道の八王子ICまたは圏央道のあきる野ICを利用するルートが便利です。八王子ICから国道20号(旧甲州街道)を北上し、高尾山口方面へ進みます。国道16号方面からは多摩御陵入口経由で接続できますが、市街地に近いため交通量が多い点に留意しましょう。週末や連休の夕方は中央道や都心方向の道路が渋滞しやすいので、出発時間に余裕を持って計画してください。
高尾山口周辺の駐車場と料金
ケーブルカー清滝駅周辺には市営の駐車場や民間の駐車場が点在しています。代表的なのは「高尾山麓市営駐車場」で、清滝駅に隣接しており、ケーブルカー利用にも便利な立地です(1日あたり約1,000円)。「祈祷殿駐車場」も収容台数が多く薬王院参拝客にも使われます。休日は朝から満車になることが多いので、予約制の駐車場サービス(akippaなど)や公共交通機関の利用も検討しましょう。
| 駐車場 | 場所・距離 | 料金 |
|---|---|---|
| 高尾山麓市営駐車場 | ケーブル清滝駅 徒歩約5分 | 1日¥1,000前後(紅葉など繁忙期は早朝満車) |
| 祈祷殿駐車場 | ケーブル清滝駅 徒歩約7分 | 1日¥1,000前後(駐車スペースが広め) |
| 民間駐車場・予約制 | – | 料金は事業者による(事前予約がおすすめ) |
混雑時期と駐車対策
高尾山周辺は春の新緑シーズンや秋の紅葉シーズンに特に混雑します。これらの時期や土日祝日は駐車場に空きが少ないため、早朝に到着するか公共交通機関を併用して訪れるのが賢明です。最新の駐車場混雑状況をスマートフォンの地図アプリや専用サイトで確認するほか、民間駐車場の事前予約を活用すると安心です。混雑時は清滝駅周辺の道路渋滞にも注意し、時間には余裕をもって訪れましょう。
まとめ
高尾山へ夜景ドライブに出かける際は、山頂まで車では行けない点を踏まえ、麓の清滝駅で車を停めてケーブルカーや登山道で夜景スポットへアクセスします。おすすめはケーブルカー終点近くの霞台展望台およびその先の金比羅台展望台で、八王子市街や東京方面の美しい夜景を楽しめます。ドライブ中は暗い山道の運転に注意し、十分な灯火器具や防寒具を用意して安全対策を徹底してください。シーズンによる混雑を考慮しつつ余裕をもった計画を立てれば、夜景ドライブを快適に満喫できるでしょう。
八王子市役所
八王子市広報
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